INFPの完璧主義を解説!完璧を求めて動けないときの対策と80点で出す工夫
この記事でわかること
INFP傾向の人が完璧主義で動けなくなるときの理由と、動き出すための具体的な対策をまとめています。
完璧主義で動けなくて悩んでいる方は、次のような状況にいることが多いです。
- 「完璧にやらなきゃ」とプレッシャーが強く、着手できない
- 動き出しても途中で「まだ足りない」と止まり、期限に間に合わない
- 「完璧主義を直さなきゃ」と自分を追い込んでいる
「完璧主義を直さなきゃ」と自分を追い込む必要はありません。完璧主義にはINFP傾向の人に見られやすい理由があり、完璧を手放さずに動き出す工夫を知ることで、動けなくなるのを防げます。この記事では、完璧を手放さずに動き出す工夫を紹介します。
完璧主義は、一見すると「真面目で責任感が強い」という長所に見えますが、度がすぎると動けなくなって自分を苦しめます。着手できない、途中で止まる、出せない──といった状態が続くと、「自分は能力が低いのでは」と自己否定にまで発展してしまうこともあります。この記事では、完璧主義そのものを否定せず、あなたの高い基準を活かしながら動き出すための工夫を紹介します。
具体的には、次の項目を扱います。
- INFP傾向の人が完璧主義になりやすい理由
- 完璧を求めて動けなくなるパターン
- 完璧を求めて動けないときの対策
- 「80点で出す」を習慣にする工夫
読み終わるころには、「完璧主義を直さなきゃ」と自分を追い込むのをやめ、完璧を手放さずに動き出す工夫を見つけられるようになります。
補足: この記事で扱う「INFP」は16Personalitiesなどの無料診断に基づくタイプ分類です。「INFPだから完璧主義」と断定するものではありません。
INFP傾向の人が完璧主義になりやすい理由
INFP傾向の人が完璧主義になりやすい理由は、次の4つです。
1. 高い理想を持つ
INFP傾向の人は高い理想を持つ傾向があり、現実とのギャップに耐えられず、完璧を求めてしまいます。
2. 自分なりの「正しさ」を大切にする
INFP傾向の人は自分なりの正しさを大切にするため、「これで正しいか」を何度も確認し、完璧主義につながります。
3. 他者の評価に敏感
他者の評価に敏感なため、「完璧にして評価を下されないようにしよう」という気持ちが完璧主義を強めます。
4. 「意味のあるものを作りたい」想いが強い
INFP傾向の人は意味のあるものを作りたい想いが強く、その分「妥協したくない」という気持ちが完璧主義につながります。
この4つの理由は、多くの場合ひとつだけでなく、重なり合って完璧主義を強めています。例えば「意味のあるものを作りたい」想いが強いほど「妥協したくない」と感じ、それが「他者の評価」への敏感さと結びつくと、さらにプレッシャーが増します。根っこにあるのは、決して「手を抜きたい」という気持ちではなく、物事を大切にしたいという真面目さです。その気持ちは長所だと理解したうえで、対処法を考えていきましょう。
完璧を求めて動けなくなるパターン
完璧主義が動けなさにつながるパターンを整理します。
動けなさの原因は人によって違い、同じ完璧主義でも「どこで止まるか」は異なります。ここでは代表的な4つのパターンに整理しました。自分がどの型に当てはまりやすいかを確認すると、次に紹介する対策を選ぶ際の手がかりになります。複数の型に当てはまることもあるので、焦らずゆっくり照らし合わせてみてください。
| パターン | 特徴 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| 着手できない型 | 完璧な計画を立てようとして始められない | 仮で始める |
| 途中で止まる型 | 「まだ足りない」と途中で止まる | 完成ラインを決める |
| 提出できない型 | 完成しても「まだ出せない」と提出できない | 期限を優先する |
| やり直しすぎ型 | 何度もやり直して終わらない | やり直しの回数を決める |
自分がどのパターンに近いかを知ると、対策が絞りやすくなります。
自分がどのパターンに当てはまるかは、実際の仕事や課題を振り返ると見えてきやすいです。いつも最初の一歩で止まってしまうのか、半分まで進んでから手が止まるのか、完成しても出せずにいるのか──最近の経験を思い返して照らし合わせてみてください。自分のパターンが分かれば、次に紹介する対策のどれを優先すればよいかが、はっきりします。
あわせて読みたい: INFPが考えすぎて止まらないとき──思考の整理法
完璧を求めて動けないときの対策
完璧主義を「直す」のではなく、完璧を手放さずに動き出す対策を整理します。
「完璧主義を直す」と考えると、また「自分は直せていない」と自分を責めてしまいます。ここでは、完璧を求める気持ち自体は大切にしたまま、動き出しやすくなる仕組みを取り入れることを目指します。基準を下げるのではなく、「出す段階」と「磨く段階」を分けて考えるのが、この記事の土台です。
1. 「仮で始める」をルールにする
着手できない型の場合、「まず仮で始める」をルールにします。完全に準備が整わなくても、仮の形で始めれば、進めながら整えられます。「仮で出して、後で直す」方が動き出せる場合が多いです。
2. 「完成ライン」をあらかじめ決める
途中で止まる型の場合、「完成ライン」をあらかじめ決めます。「〇〇ができていれば完成」「〇時までにここまでできていれば完成」と、明確な基準を決めることで、「まだ足りない」で止まるのを防げます。
3. 「期限」を「品質」より優先する
提出できない型の場合、「期限」を「品質」より優先します。期限内に出すことの方が、完璧に出さないことより価値が大きい場合が多いです。「期限に間に合う80点」が「期限に間に合わない100点」より評価されます。
4. やり直しの回数を「決める」
やり直しすぎ型の場合、やり直しの回数をあらかじめ決めます。「やり直しは1回まで」「修正は2回まで」など、回数を決めることで無限にやり直すのを防げます。
ここで紹介した4つの対策は、どれも一度に完璧にこなす必要はありません。まずは自分に当てはまるパターンに近いものから1つだけ選んで試してみてください。「仮で始める」だけでも、動き出しのハードルは大きく下がります。大切なのは、完璧主義を否定するのではなく、完璧への想いを活かしながら動くための仕組みを、自分の生活に取り入れることです。
「80点で出す」を習慣にする工夫
完璧主義を和らげるには、「80点で出す」を習慣にすることが効果的です。ただし、いきなり80点に下げるのではなく、少しずつ習慣にします。
「80点で出す」と聞くと、納得できないと感じる方もいるかもしれません。ですが、80点で出すことは「手を抜く」ことではなく、一度相手に届けてから改善を重ねる戦略です。まずは「出す」ことを習慣にし、その後のフィードバックで品質を上げていく方が、結果として高品質にたどり着きやすいのです。
1. 「80点で出す日」を1つ作る
まずは1日だけ「80点で出す日」を作ります。1日だけなら心理的なハードルが低く、80点で出しても問題ないことを体験できます。
2. 「80点で出した結果」を振り返る
80点で出した後、「問題が起きたか」「評価が下がったか」を振り返ります。大半の場合、80点でも問題なく通ることに気づくと、次も80点で出しやすくなります。
3. 「100点が必要な仕事」と「80点でいい仕事」を分ける
すべての仕事を100点にする必要はありません。「100点が必要な仕事」と「80点でいい仕事」を分け、80点でいい仕事は80点で出すようにします。
4. 「完璧」を「完成後の修正」に回す
完璧にする前に一旦出し、フィードバックを受けてから完璧に近づける方が、結果的に品質が高くなることが多いです。「出してから直す」を許可すると、動き出せるようになります。
「80点で出す」を習慣にするには、急に全部の場面で試すのではなく、まずは影響の小さい場面から始めるのがおすすめです。例えば、社外向けの資料より、まずは上司への簡単な報告メールや、誰も見ていない個人のメモで試してみるといった具合です。失敗が怖い場面ほど、小さな場所で練習を積むことで安心感がつき、少しずつ「80点で出す」感覚を身につけられます。
仕事が遅くなっている場合は、INFPの仕事が遅い──慎重すぎて遅くなる場合の対処法も参照してください。「仕事ができない」と感じている場合は、INFPが「仕事ができない」と感じる──苦手が出やすい環境と改善策も参考になります。
よくある質問
Q 完璧主義を直すにはどうすればいいですか? A 完璧主義を「直す」のではなく、完璧を手放さずに動き出す工夫を身につけるのが現実的です。仮で始める、完成ラインを決める、期限を優先する、やり直しの回数を決めることで、動けなくなるのを防げます。
Q 80点で出すと不安になります。 A まずは1日だけ「80点で出す日」を作り、80点でも問題なく通ることを体験してください。大半の場合、80点でも問題ないことに気づくと、次も80点で出しやすくなります。
Q 完璧主義はINFPだからですか? A INFP傾向が理由の一部になることはありますが、完璧主義は工夫で和らげられるものでもあります。性格のせいにせず、少しずつ「80点で出す」を習慣にしていくのが現実的です。
まとめ
INFP傾向の人が完璧主義で動けなくなるのは「直すべき性格」ではなく、高い理想と正しさへのこだわりが背景にあります。この記事のポイントは以下の4つです。
- 完璧主義になりやすい理由は「高い理想」「正しさへのこだわり」「他者の評価への敏感さ」「意味のあるものを作りたい想い」
- 動けなくなるパターンは「着手できない」「途中で止まる」「提出できない」「やり直しすぎ」の4つ
- 対策は、仮で始める、完成ラインを決める、期限を品質より優先する、やり直しの回数を決める
- 「80点で出す」を習慣にするには、1日だけ試す、結果を振り返る、100点と80点を分ける、完璧を完成後の修正に回す
「完璧主義を直さなきゃ」と自分を追い込むのをやめ、まずは1日だけ「80点で出す日」を作ってみてください。80点でも問題ないことを体験すると、少しずつ動き出せるようになります。